お。前回の記事更新から1ヶ月以上経ってますね。これが浦島太郎現象というやつですか。違いますか、そうですか。
さて、前回記事を書いてから、Trackabilityについて社内のMTGでも度々語ってみているのですが、いまいち反応が悪いんですね。なんか上手く伝わっていないような。反応率1%ぐらいの状況が続いておりました。
それで、ちょっと言い方を変えてみたところ、反応率が10%ぐらいにまで改善しました。なんと10倍も改善。
その言い方というのが記事タイトルにあるように、
「ユーザがWebサイトを見た後にどうするのかを考える」
ということなんです。
Webサイトを見る前のことっていうのは語り尽くされていると思います。Webサイトの集客ということで、SEOとかSEMとかメールマガジンとか、最近だとSNSとか。
また、Webサイトを見ている間のことも私達のようなWeb制作会社が色々と考えています。わかりやすいサイト構成、直感的なユーザインターフェイス、読みやすい文章、楽しいインタラクションなどなど。
でも、Webサイトを見た後のことって、まだまだしっかりと考えられていないことが多いと思うんです。 Webサイトのゴールの、さらにその先にユーザに何をしてもらうのか。
ブランドサイトでブランドに対する好感度が上がった後、どうしてもらうのか。
商品情報サイトで商品購入に対する不安を取り除いた後、どうしてもらいたいのか。
ECサイトのようにWebサイトのゴールが売上に直結するような場合でも、1回商品を購入してもらっただけでユーザとの関係が終わるわけではないので、商品購入後にユーザにどうしてもらいたいのかという視点は必要になってくると思います。
つまり、Webサイトを見た後のことは、見る前や見ている間と同じぐらい重要なことだと思うのです。
そして、私のイメージしているTrackabilityという考え方では、ユーザがWebサイトを見た後の動きを、トラッキング可能なアクションとして具体化させることで、Webサイトの価値を正しく評価しようということなんです。
でもまぁ、現実的にはWebサイトを見た後のことをトラッキングするのは難しいですよね。私自身もまだ「こうすればいいんです!」というソリューションを提供できるほどには考えがまとまっていません。
ただ難しいからこそ、そこにすごく大きなチャンスが眠っていると思うんですよね。