平松愛理の曲みたいなタイトルの記事になってしまいましたが、今回はイベントを目標(コンバージョン)に設定するにあたって、気づいたことを2つほど。
カテゴリ・アクション・ラベルの指定には正規表現が使える
Googleのヘルプやネットを検索する限りでは、目標にイベントを選んだ際のカテゴリ・アクション・ラベルの指定に正規表現が使えるとはどこにも書いてないのですが、試してみたところ問題なく使えました。
もしかすると当たり前のことなのかも知れませんが、正規表現が使えないとかなりピンチな状況に陥っていたので助かりました。
マッチタイプは「一致」を選んで、右側のテキストエリアに正規表現を記載します。
例)
アクションが「outboundLink」「downloadLink」「Link」と3種類あって、「outboundLink」「downloadLink」だけを1つの目標に設定したい場合は、
アクションにマッチタイプ「一致」、テキストエリア「.+Link」
と指定します。下記のような形です。
マッチタイプの「一致」は、部分一致+正規表現一致みたいな感じなのでしょうかね。
フィルタで置換したカテゴリ・アクション・ラベルの文字は、目標として設定できない
例えば上記の例で、「outboundLink」「downloadLink」をフィルタの置換を使って「conversionLink」にまとめていた場合に、目標に「conversionLink」を設定しても、レポートにはカウントされません。
また逆に、フィルタで置換していた場合でも、置換前の文字列「outboundLink」「downloadLink」を指定すればカウントされます。
例えば下記のようなフィルタを指定して、イベントのアクションを置換した場合です。
こんなことをして目標に「conversionLink」を設定しても意味ないようです。
(もちろんイベントのレポートでは置換されて表示されます)
[5月11日追記]
上記の内容は目標を「イベント」にした場合のみのお話です。
目標を「URLへのアクセス」にした場合は、フィルタで置換した文字列(URL)を目標URLに設定することが可能です。逆に、フィルタで置換した場合は置換前のURLを目標URLに設定してもカウントされません。
[追記終了]
つまりは、Googleアナリティクスの処理が、
「目標(イベント)のカウント」→「フィルタによる置換」→「目標(URLへのアクセス)」
という順番になっているのだと思われます。
ということで今回は以上です。イベントに正規表現が使えないと魅力半減なので、使えて良かったです。あと、目標をイベントにした場合と、URLへのアクセスにした場合で処理のタイミングが異なるのは少し驚きです。なんでこんなことになってるんでしょうか。
例えばマルチドメイン計測をしていて、ページ表記にドメインを含めるために、カスタムフィルタで「リクエストURI」を「ホスト名」+「リクエストURI」に書き換えた場合、目標URLはホスト名付きにしなければいけないと思う(テストしたことはありませんが、昔のヘルプに記述がありました)ので、目標を「URLへのアクセス」にした場合には、「目標のカウント」→「フィルタによる置換」の順番にはなっていないと思われますね。
衣袋さま
コメントありがとうございます。
「URLへのアクセス」の場合も気になったので検証してみました。
結果、フィルタ置換後のURLで目標がカウントされており、置換前のURLではカウントされませんでした。
ですので仰る通り、目標をイベントにした場合と、URLへのアクセスをした場合では処理の順序が異なり、
「目標(イベント)のカウント」→「フィルタによる置換」→「目標(URLへのアクセス)のカウント」
となっているようです。
(ブログ記事も変更させていただきます)