【GA】セグメントをかけてユーザ数を見るときの注意点

8月に転職しまして、新しい職場でもGAをガリガリフル活用しています。
そんな訳で業務の中で発見したマニアックなことなんかを記事にしていければと思っとります。

2年ぶりの記事は軽い小ネタ的なものです。
「あぁ、GAってやっぱりユーザベースの分析に弱いなぁ」と思わされる事例です。

アドバンスドセグメントを使って、何かしら除外するようなセグメントを作るとき、
例えば、
・特定のイベントが発生していない
・コンバージョンに至っていない
・水曜日にアクセスしていない
みたいな条件のセグメントを作って、「ユーザ数」を見るにはちょっと注意が必要です。

あるサイトで下記のようなアクセスが発生したとします。


ユーザは3人、セッションは4回、うちイベントが発生したのが2回です。

このアクセスに対し、「イベントが発生した」という条件を設定するため下記のようなセグメントを作りました。

するとセッション数とユーザ数は下記の通り。

これはイメージどおり。

次に、「イベントが発生していない」という条件のセグメントも作りました。

すると、

あれ。
先ほどと合わせるとユーザ数が4人。1人増えましたね。

そうです。ユーザAがどちらにもカウントされるんです。

回避策としては、除外する方のセグメントのスコープを「ユーザ」にします。

 

と、こうやって説明すると単純な話ではありますが、実務ではもっと難しい話になりそうなポイントですよ、これは。

 

例えば、「イベントが発生した」と「イベントが発生していない」のどちらに重点を置くかで、ユーザAをどちらに振り分けるべきかが変わってきます。そこはケースバイケースの判断になるでしょう。

また実際は上記のセグメントの条件の中に「特定のページを見た」なんてのも絡んだりするでしょうし、「イベントが発生していないセッションがあることに、そもそも気付いていなかった」なんてミスも考えられます。

 

アクセス解析業務に従事されている皆様方におかれましては、このようなポイントを予め頭の中で整理しておいていただきまして、「あれ?ユーザ数が合わない」みたいな錯乱で貴重な半日を潰してしまうのは、私一人で済みますよう、お祈り申し上げる次第でございます。

自社ブログ記事紹介 – ネイティブ広告の定義は難しいから、本質的なことだけ1つ理解しておこう

この度、弊社のサイトでブログを始めることになりまして、今後は主にそちら記事を書いていこうと思っております。

ご紹介。

ネイティブ広告の定義は難しいから、本質的なことだけ1つ理解しておこう

 

初回は話題のテーマ「ネイティブ広告」で記事を書いてみました。

今後はGoogleアナリティクスの情報なども書いていこうと思ってます。頻繁なチェックと、脊椎反射的な拡散をどうぞよろしくお願いいたします。

『左が過去で右が未来…?ページ送りの正しい方向とは?』(ウェビメモ)について

この記事が面白かったので、久しぶりに投稿。

左が過去で右が未来…?ページ送りの正しい方向とは?WEB屋のみなさんに聞いてみました
http://webimemo.com/web/7605

要は記事一覧のページ送りは右に行くほど過去なのに、記事詳細のページ送りは右に行くほど未来なのはおかしい、ということですね。

個人的には以下のように考えました。

基本的に「右」は「次」を表していて、記事一覧の場合は一覧の並びから
新→古という順序付けが認識された上でページ送りを見るので、
「次=古」という意識付けがスムーズになるのかと。

一方で記事詳細でのページ送りには事前の順序付けの認識がないため、
「次」が何を意味するかに明確な意識付けがされず、
多くの人の経験則から「右が未来(新)」というルールが適用されるのかな。

面白いのは、「このページにおける順序付けのルール」が最優先されて、
それが明示されていない場合は一般的な順序付けのルールが適用されるという点。

「一般的な」というのは経験則に依るので、人によって異なってしまう。
この不確かな「一般的」を上手くコントロールできたら、
多分Appleでデザイナーとして活躍できるレベルなので、
多くの人は、ページにおける順序付けのルールをきちんと明示する必要がある。

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なんか、こういう心理テストみたいなのをWeb上でやってみたいですね。面白そう。

グロースハッカーってなんじゃらほい

今回は会社のFacebookに投稿した記事を引用します。(宣伝)

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みなさんグロースハックしてますか!?僕はしてませんよ!

“プロダクトやサービスのグロース(成長)をテクノロジーを駆使して実現する新しいエンジニア兼マーケター”

という話題のグロースハッカーさん達のことを、これまでずっと「何かA/Bテストとかする人にカッコイイ名前付けただけでしょ」と斜に構えて距離を置いていたのですが、トレンドの食わず嫌いで後悔することも多いので、一念発起して関連本を読んでみました。

『グロースハッカー』ライアン・ホリデイ (著)
http://www.amazon.co.jp/dp/482224993X

なかなか良い本でして、自分なりにグロースハッカーというものの要点を掴めた気がしていますので、その要点を共有してみたいと思います。

◆要点
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グロースハッカーという言葉自体は一時的な流行りっぽいけど、その登場は「プロモーションよりも商品開発をマーケティングの中心に据えよう」という流れの兆し。
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グロースハックの事例は潤沢な広告予算がない新興企業が中心で、否応なしに商品開発に注力せざるを得なかったということのようですが、それでも急成長を遂げる企業が現れたので、「広告が効かなくなってきた」というマーケティング事情もあり注目されているのではないかと思います。

「石でも宝石でも巧く広告すれば売れた」という時代が終わり、「石を磨いて宝石にすることに注力する時代になった」と考えれば、とても合理的な変化だと感じられます。

ただし残念ながら、リーンスタートアップ的な開発の進め方やクチコミの広がりやすさなどの面から、新興のWebサービス以外での成功事例は少ないように感じます。

書籍『グロースハッカー』では、紙の本での成功事例も紹介されていたので、今後は様々な業界で事例が出てきて、企業の広告予算が徐々に商品開発時のユーザフィードバックなどに流れていくなんてことも起こるんじゃないかと勝手に予想していますので、この辺りのトレンドも引き続きチェックしていきたいと思います。

 

【GA Tips】アクセス解析から「ユーザを知る」には

どうも。年1回更新でお馴染みのGA Tipsでございます。(前回の更新が去年の2月で驚いている)

日々アクセス解析をしておりまして、改善につながる場合とそうでない場合の違いが最近少し見えてきた気がしています。

それは「ユーザの気持ちを知る(推測する)ところまで踏み込めているか」という点でございます。

 

例えば、「トップページの直帰率が30%だった」というデータでは、ユーザの気持ちには一切踏み込めていません

これを、「中でも『株式会社○○ 採用』で検索して来訪するユーザの直帰率は60%と特に高い」というデータにした場合、「あ、このユーザは採用について知りたいんだな」「時期的に就職活動中の学生かな」というようにユーザの気持ちが推測できるようになります。

そうすると、次にアクセスデバイスを見てスマートフォンの割合が高いという情報が見つかったり、スマートフォンで見るとトップページから採用情報への導線が弱かったりということが分かってきて、じゃあスマートフォン版トップページから採用情報への導線を強化しましょうという改善案に繋がっていくわけでございます。

 

というような感じで、「これってどんなユーザだろう」「ユーザは何を求めてサイトに訪れているんだろう」ということを考えていくと、改善につながる分析ができるんじゃないかと思います。

 

では、どうすればユーザの気持ちを知ることができるのかという具体的な手法ですが、例えば「トップページの直帰率が高いかも」などの気になる数値が出てきた場合、「トップページで直帰したユーザ」というセグメントを作り、下記のような指標を最低限ひと通り確認します。

 

1. 流入元の内訳(検索エンジン・参照サイト・ノーリファラー)
2. 検索キーワード、参照元サイト
3. ランディングページ
4. ランディングページがトップページの場合は、トップページの次の遷移先
5. 新規ユーザかどうか
6. アクセスした時間帯・曜日
7. アクセスしたデバイス(PC・スマートフォン)
8. サイト内検索キーワード
9. 他のセグメントと比較してよく閲覧しているコンテンツ
10. その他、国・都市、サービスプロバイダ(内部アクセスじゃないか)などのユーザ環境

※セグメントの作り方や各レポートの見方は割愛させていただきます。すいません。

 

流入元の情報にはズバリ来訪動機が反映されているので、非常に重要な情報です。
ランディングページがトップページの場合は、様々な来訪動機が考えられるので、その次にどのページに遷移するかによって来訪動機を切り分けます。
あるいは、お昼休みの時間帯にアクセスが増加している場合は「お昼ごはんを食べながらチラッと情報をチェックしている」と考えられます。

その他、サイトに「よくある質問」などのコンテンツがあればユーザが何を疑問に思っているか分かりますし、上記の10項目以外にもサイトによって見るべき指標があるかと思います。

 

この作業は割りと時間がかかりますし、想像力も必要とします。
さらに最近は(not provided)問題やスマートフォンでのノーリファラーの多さなどあってより難しい作業になっていますが、ただ数値を出すだけのレポートから一歩先に進むためには非常に重要なステップです。

「毎月レポートは出しているが改善につながっていない…」とお悩みの方がいましたら、ぜひチャレンジしてみてください。